ものづくりマイスター(+DX)制度
厚生労働省では、若年技能者の人材育成、技能尊重気運の醸成を図ることを目的として実施している「若年技能者人材育成支援等事業」の一環として、平成30年度から新たに中小企業等の生産性・品質向上の取組を支援するために「ものづくりマイスター(+DX)(旧テックマイスター)制度」を設け若年技能者等への実技指導等を行います。
ものづくりマイスター(+DX)制度とは
DX技術を活用した生産性向上等の指導が出来る方をものづくりマイスター(+DX)に認定し、若年技能者等の人材育成に活用していただく制度です。
- 【 事業の実施主体 】
- 厚生労働省より委託を受けて中央職業能力開発協会に「中央技能振興センター」、香川県職業能力開発協会に「香川県地域技能振興コーナー」を創設して連携を取りながら事業を実施します。
急激なIT化等ビジネス環境の変化
- 3DプリンターやCNC制御の工作機械
- センサーを活用した工業設備
- IOTやAIといったデジタル技術の活用
ビジネスモデルや組織の変革
- IT技術を使って課題発見から改善提案が出来ることが重要
- 新しいIT技術を導入した際の効果的なデータの利活用・連携
「ものづくりマイスター(+DX)(旧テックマイスター)」制度の創設
DX技術を使って課題発見から改善提案ができ、改善を通じて生産性の向上を行う人材の育成を行い、中小企業等における生産性・品質向上および製造現場におけるDX推進の取組を支援する。
ものづくりマイスター(+DX)制度の仕組み
具体的な方策
「ものづくりマイスター(+DX)」の認定
この制度は、製造業や建設業で一定以上の技能や実務経験を有する技能者を「ものづくりマイスター(+DX)」として認定し、広く若年技能者の育成支援及び技能継承支援の活動を行います。
「ものづくりマイスター(+DX)」による実技指導
具体的には、中小企業・団体等のほか工業高校等から実技指導の要望に基づいて、「ものづくりマイスター(+DX)」として認定された方々から適任者を派遣し、ものづくり現場での問題点や課題等の発見チェック、生産性向上に向けた問題点や課題分析、生産性向上に向けた改善の確認等の指導を行います。
香川地域技能振興コーナーを設置
中小企業や工業高校等からの若年者に対する人材育成の取組みを支援する窓口として当協会内に香川地域技能振興コーナーを設置してものづくりマイスター(+DX)の掘り起し、デジタル化(IT化)に伴う生産性・品質向上の指導の実施等を行います。