技能競技大会ご案内
全国規模の各技能競技大会の概要
- 優れた技と熱い思いを抱く技能者たちがものづくりの頂点に挑戦する技能競技大会
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若い技能者や熟練技能者たちが、同じ条件で同じ課題に取り組み、持てる技能を存分に発揮して、その過程(プロセス)と結果(製品)の出来栄えを競い合う。それが技能競技大会です。大会は、製造業や建設業に限らずサービス業の関連職種でも行われ、技能検定試験の各等級レベルに応じて「技能グランプリ」「技能五輪全国大会」「若年者ものづくり競技大会」があります。
技能グランプリ(熟練技能者)
優れた技能を有する特級・1級・単一等級技能士による年齢制限なく参加する文字どおり熟練技能を競い合う全国規模の技能競技大会です。1981年から開催され、現在は2年に一度開催され約30職種の熟練の技が日本一を目指しています。
技能五輪全国大会(青年技能者)
青年技能者(原則23才以下)の技能レベル日本一を競う技能競技大会で、1963年から毎年開催され金属系、電子技術系、機械系、情報通信系、建設・建築系、サービス・ファッション系など、約40もの幅広い職種について競技されます。
若年者ものづくり競技大会(若年技能者)
職業能力開発施設、工業高等学校などで技能を習得中の若年者(原則20歳以下)を対象にした技能競技大会。未来のものづくり産業を支える若年技能者の人材育成をしていくために2006年から開催されています。
技能競技大会参加による活用・意義
- 【 競技課題 】
- 製品づくりに見立てた、企業等の訓練ニーズを反映している。技能検定課題に基づく一定の水準が確保できる。
- 【 競技大会への参加、大会予選会への参加、課題への取組 】
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- ■ 技能の水準が明確
- ■ 他者との比較によるベンチマーク
- ■ 目標の明確化
- ■ その後の訓練へのフィードバック
- ■ 指導が短期・集中的に実施
- 【 競技大会を活用した人材育成の効果 】
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- ■ 企業で必要な高度な技能の取得
- ■ 工夫し問題解決する能力の育成
- ■ 忍耐力の涵養
- ■ 継続して取り組むことによる技能伝承の効果